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アリアがどうしても露店を見たいと言うので、オレはアリアと一緒に露店を周ることになった。
ヴィルゴ、ベンチに座っているとのことなので、置いてきてしまった。
「あっあそこアクセサリーを売ってますね!!
ほらほら、カストル君行ってみましょう」
「わかったから、引っ張るなよ」
語尾に音符がつく程弾んだ口調のアリアに半ば引きずられる形で、オレはついて行った。
アクセサリーの露店を物色していると、水晶石のついたネックレスが目に止まった。
オレは、そのネックレスに不思議な魅力を感じ、アリアにもプレゼントしてやろうと、内緒で二つ購入した。
「アリア、ちょっと後ろ向いて」
「えっ、何をするんですか?」
「いいから、いいから」
強引にアリアを後ろ向きにして、首に、さっき買った水晶石がついたネックレスを掛けてあげた。
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