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アリアは驚いて、目を丸くしている。
「えっ、これって……?」
「あの露店で見つけて気に入ってさ。アリアにもあげようと思って買ったんだ」
ホラッ、という感じで自分のつけているネックレスをアリアに見せた。
「じゃお揃いなんですね」
「ん? まぁそうだな。同じ物なんだし」
そういうアリアは妙に笑顔で、機嫌が良さそうだった。
むぅ……そんなにコレが欲しかったのか?
女の子って本当好きだよな、こういうの。
オレたちは買い物を終え、ヴィルゴが待っているであろう、ベンチへと戻った。
「おっ戻ってきたか。そろそろ式典が始まるぞ?」
ヴィルゴの所へ戻ると同時に、式典の開始を告げる太鼓の音が鳴り響き、
女王と王護七衆ズィーベンアストルムが、ステージに姿を現した。
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