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しかし魔法使いは空気の読めない奴らしく、
「まぁ、隠さなくてもいいですよ。
僕が何とかしてみせましょう」
ツンデレラはこのハキハキした口調がどこか気に入りませんでした。
「うるさいわね。
ほっといてよ」
心底うざそうに言いました。
さすがに調子の狂った魔法使いは、ツンデレラに何の説明もなく勝手に冷蔵庫からカボチャを持ち出して来て、
「まっがーれ↓」
すると、カボチャは立派な馬車に変わってしまいました。
ちなみに馬はオプションで付いていました。なかなかデキる奴だったようです。
さっきまで肩についたホコリを見るような目で魔法使いを見ていたツンデレラも、これには驚きます。
「ちょ…なにこれ……」
「いかがでしょう?お気に召しましたか?」
魔法使いの奴、急に得意気です。
完全に調子に乗ってます。
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