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それからも
「こいつが勝手にやっただけなんだから!」
とか
「嬉しいなんて、思ってないんだからね?!」
などと、あたふたと言い訳していたツンデレラは、最後に小さな声で言いました。
「けど、その………
……ありがとう」
本当にツンデレです。
そんなツンデレラに魔法使い、いや、まっがーれ↓使いは、注意点を教えてくれました。
「この魔法には限界があって、日付が変わると同時に魔法は解けてしまいます。
ですから、そうなる前に必ず帰って来て下さい。
いいですね?」
まっがーれ↓使いがあまりに真剣に言うものですから、ツンデレラは珍しく真面目に返事をしました。
「わ、分かったわよ。
12時までに帰って来るわ。約束する」
ツンデレラの返事にまっがーれ↓使いは満足そうに頷くと、瞬く間に消えてしまいました。
空間をまっがーれ↓したのでしょうか?
それはさておき、ツンデレラはきちんと戸締まりを確認すると、馬車でお城へ向かいました。
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