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空母戦力 4対2 は、日本側に有利に見えるが、アメリカ軍側には、不沈空母ともいえるガダルカナル島ヘンダーソン飛行場の海兵隊機と、エスピリッツサント島の大型爆撃機の支援があった。
…17年後にミニッツ元師は、ポッター教授の共著
『ミニッツの太平洋海戦史』
の中で、海戦の結果を次のように述べている。
「戦術的にみれば、サンタ・クルーズの戦闘でアメリカ軍は敗退した。
しかし、これを長い目でみると、それはアメリカ側の戦略的な勝利となった。
日本軍は100機をうしない、アメリカ軍側は75機をなくした。
この相違は、数字そのものがしめす以上に、日本側にとっては不利であった。
というのは、アメリカは急速に増大するパイロット訓練と航空機の生産計画によって、すみやかに凌駕できたからである」
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