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翌日、約束通り緋炎、帝、刹那は町の近くの森に来ていた。
刹那「よし、では緋炎殿。まずは現在の貴方の力がみたい。私と帝を相手にして模擬試合をしよう。帝もそれでいいな?」
帝「うむ。わっちも主の力を見てみたかったからの~。異存はない。しかし刹那?わっちと御主で一緒に主の相手をするのかや?」
緋炎「いや、それ絶対むr刹那「ああ、そうだ。」・・っておい!何でそうなんだよ!!」
刹那「緋炎殿は強い。私や帝が1人で相手しては話にならない。それに2人がかりなら緋炎殿も手加減できないだろ?」
緋炎「確かにそうだな。じゃあやるか。」
??「その模擬試合、俺達にやらせてくれないか?」
急に誰かが話しかけてきた。刹那は驚いていたが緋炎と帝は冷静だった。すると木の陰から赤髪の2人の少年が現れた。
1人は刹那と同じ翡翠の瞳をしていて、もう1人は頭に角が生えていて白魔装束を着ていた。
緋炎「こりゃまた珍しい組み合わせだな。蔵馬(くらま)、陣(じん)。それにさっさと声掛けてくれりゃいいのによ。」
蔵馬「なんだ、気づいていたんだな。久しぶり、緋炎、帝さん。」
陣「久しぶりだ!緋炎、帝!!」
帝「久しいの、蔵馬、陣。全く、主の言うとおりだぞ。来ておるなら声ぐらいかけぬか。それと蔵馬、さん付けは止めろと言っとったのを忘れたのかや?」
蔵馬「すみまs
帝「敬語もじゃ!!!(怒)」
・・・ごめん、帝。つい女性には敬語を使っちゃうんだ。」
緋炎「たく、変わってねぇなその性格。陣は元気だったか?」
陣「おらはいつでも元気いっぱいだ!緋炎も帝も元気そうで何よりだ!!」
帝「蔵馬だけでなく御主も変わっておらぬな。」
蔵・陣「君(お前)達もね(な)。」
緋炎達が話し合っている間、刹那は1人蚊帳の外だった。
刹那「私には気付いてくれないのか・・・。(イジイジ)」
刹那はいじけて地面にのの字を書いていた。
緋炎「(しまった・・・)紹介が遅れたな。こいつは刹那、俺の旅仲間兼契約者だ。そして刹那、イジイジしてないで現実に戻ってこい。刹那、この薔薇を持っている奴が蔵馬、角が生えている奴が陣だ。こいつらは魔界から来た妖怪だ。・・・まあ蔵馬は憑依したんだが。」
蔵馬「はじめまして、蔵馬と言います。よろしくね、刹那・・・でいい?後、敬語もなしで。」
刹那「あ、ああ。良いぞ。よろしく、蔵馬。」
陣「おらは陣だ!よろしくな、刹那!!」
刹那「よろしく、陣。」
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