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暖かい風
舞い落ちる花びら
草木の香り
絵に書いたような桜並木とその先にある高校が俺たちを歓迎しているかのようだった
「今日から夢の高校生活の始まりだ~」
と、隣ではしゃいでる牛乳瓶眼鏡の男は
田中 透(たなか とおる)
透は小学生からの仲で中学の時は三年間同じクラスと言うこともあり仲がいいのだ
俺は
大宇 真悟(おおう しんご)
髪は赤茶
癖毛が角のようについて、ヘアバンを付けてる
「な~真悟……あれ」
「ん、」
透の指さす方を見ると俺たちが入学する夜星(よぼし)高校の制服を着た女子がいた
その少女は小さな翼が生えていてリュックをしょい髪の毛が一本直覚の様に立っている子であった
「かわいいな~
高校はあんな子ばっかりなのかな~」
赤いリボンってことは俺らと同じ一年かとか思いながら夜星高校の門をくぐった
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