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「ごめん」
と言うと二人の間をすり抜けて廊下を歩いて行った
「何か怪しい奴だな……」
「もしや、悪の組織!?」
そんな話をしている直後、例の生徒が歩いて行った方から二回、三回とクチュンと言うくしゃみが聞こえた
「ただの花粉症かな
てか、悪の組織はないだろ!!」
と田中にツッコミを入れながら二人は教室に入って行った
教室を見回すと一人の女子以外誰も居なかった
二人は「えぇ!」と手品にひっかかったような顔をしてると教室に一人のこっていた少女がははしかけてきた
「あの~」
その少女は二人が校門の前で見た小さな翼が生えたリュックをしょい、頭の上の方で髪が一本直覚の様に立っているあの子だった
「先に体育館で入学式やるって」
「どうりで人がいないわけだ」
「ハハ 実は私も間違えちゃったの」
その子は、頭に手をつけ舌をちょびっと出しゾンビも一撃で解けるほどの笑顔を向けた
か……かわいい
「よかったら一緒に行かない?」
「よ、喜んで!!!」
。
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