No.2 挨拶。

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五時を過ぎ、帰る事にしたウチらはあの二人の噂をしながら歩き始めた。 バスで帰る。麗とウチは降りる場所が違う為、ウチより先に降りた麗とはそれっきり連絡をしないでいた。 バスを降りるとウチは偶然母と会った。母は買い物だったらしい。 其処で母と話をしていたら見慣れた男子二人を見かけた。 杉本と……浦神だった。 杉本「よう」 千夏「あれ、あの子はー?」 杉本「知らね。どっか行った。」 千夏「てか増えてるしっ!」 杉本「さっき会った。」 浦神と話すのはその日が初めてだった。 其の後、トラブルは続いた。 あの子と杉本のトラブル。 ウチと浦神はまんまとトラブルに巻き込まれた。 まあ良いけどね。 内容は深く言えないが、其の子と杉本は別れた。 しかし其の子はまだ杉本が好きらしい。 杉本達の話し合い中、暇なウチと浦神はコンビニに行ったり二人で会話したりした。 初めて会話する。ウチはやっぱり好きだと、改めて思った。 あの子が帰り、一旦解散したウチら。 浦神は杉本の家に泊まるらしく、零時を過ぎた頃に又会う約束をした。 初めてなのに、挨拶と云う挨拶は無し。 きっと此れがウチら風の挨拶なんだろう。 next 違う日常。  
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