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五時を過ぎ、帰る事にしたウチらはあの二人の噂をしながら歩き始めた。
バスで帰る。麗とウチは降りる場所が違う為、ウチより先に降りた麗とはそれっきり連絡をしないでいた。
バスを降りるとウチは偶然母と会った。母は買い物だったらしい。
其処で母と話をしていたら見慣れた男子二人を見かけた。
杉本と……浦神だった。
杉本「よう」
千夏「あれ、あの子はー?」
杉本「知らね。どっか行った。」
千夏「てか増えてるしっ!」
杉本「さっき会った。」
浦神と話すのはその日が初めてだった。
其の後、トラブルは続いた。
あの子と杉本のトラブル。
ウチと浦神はまんまとトラブルに巻き込まれた。
まあ良いけどね。
内容は深く言えないが、其の子と杉本は別れた。
しかし其の子はまだ杉本が好きらしい。
杉本達の話し合い中、暇なウチと浦神はコンビニに行ったり二人で会話したりした。
初めて会話する。ウチはやっぱり好きだと、改めて思った。
あの子が帰り、一旦解散したウチら。
浦神は杉本の家に泊まるらしく、零時を過ぎた頃に又会う約束をした。
初めてなのに、挨拶と云う挨拶は無し。
きっと此れがウチら風の挨拶なんだろう。
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違う日常。
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