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なんてベタなの…。
なんて鈍いウチ…。
そう、恋のライバルが現れました。
『浦神ー!』
浦神「んー」
中2いぃぃいいっ!!
ウチより身長低くて可愛くて小柄で正に現役中学生。
花の中学二年生。
ウチなんか並んだらオバサンと若い子って感じで…。
趣味も浦神と結構合うし、浦神との付き合いも其の子の方が長いし、付き合ってんじゃね!?ってな感じ。
(付き合って無いんだけどさー)
だからウチは邪魔しないように電磁辞書で漢字の問題を解いてた。
何て読むかを当てるやつ。
ほら、自分優先して邪魔して浦神に悪い印象与えたくないし、かといって邪魔とかしたい人じゃないよウチ!寧ろ『お互い頑張ろうね』誠心だよウチ!
まあそんなゲームで遊んでたらな ん と !
浦神「甲斐何してんのー?」
ありがとう!神様!
まあね、このゲームをやり始めたのも浦神なんだけどね、浦神がパソコンいじってたからウチが続きやってるんだよ。
そこに中2と話していた筈の浦神がウチに話しかけてくれましたっ!
ウチ今なら死ねる←
てか近い!顔近い!
あれ、こんなにバカみたいな話だっけウチの過去…暗い筈なんだけど思い返すと【爆笑】という【爆笑】しかないよおい。亜衣との【コント紛いな口喧嘩】しかないよおい。ツッコミの麗が横にいる【笑い】しかないよおい。
ハンパなかったです。直ぐ横に浦神の顔。サラサラな髪はくるっとした天パ、なんだか落ち着く良い匂い、耳や首にかかる浦神の吐息、ウチ息できませんでした。
変態じゃないよ!変態という名の紳士だよ!
杉本や亜衣、麗が居る日は麗も加わって五人で漢字と睨めっこしたり、ウチと浦神だけで漢字と睨めっこしたり、楽しい日々。
中2の子の瞳は、凄く怖かった。
何だか罪悪感に襲われた。
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