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千&亜『おはよー!』
麗「おはよう先生」
『おはよう甲斐さん、宮野さん、桜坂さん』
何もない普通の朝。
亜衣を迎えに行き麗の家へ行き学校へ行く。
何事もないいつもの朝。
いつもとなんら変わりない平和な一日を迎える。
はずだった。
昼休みの時間がやってきた。
ウチらGルームメンバーは普通の生徒より早い給食、そして長い昼休み。
中2の子も他のGルームに通う子もいないGルームメンバーだけの時間。
五人で7並べをしたりトークしたりゲームしたり歌ったり、ウチは毎日此の時間が楽しくて大好きだ。
『浦神ー!』
浦神「~♪」
あの子が来る。
そんな風景も慣れたもの。五人は一斉にばらつき、ウチは麗と亜衣と一緒にホワイトボードで絵を描いたりしてあそんでた。
そんな時。
日常が変えられてしまう会話がウチと麗の耳に入ってきた。
『浦神さあ、好きな人いないの?』
浦神「は?何急に」
ソファーに寝そべっていた浦神に中2の子は猛アタック猛アプローチ!!
ちょっかいも出されているからか、浦神の機嫌は少々ダウン。
そんなのお構い無しに話続ける花の中学二年生。流石中学二年生。
『いるでしょ?いるよね!』
浦神「はあ?(笑)決めつけんなよ」
『どうなの!』
浦神「んーいるよー」
ズキンっ。
いるんだ…そりゃね、中3の男子だもん。興味は絶えないよね。
でも、とてもショックだった。
もしかしたら其の子?
鬱入り気味だったが、ウチは明るく振る舞った。
『もしかしてこの人?』
千夏&浦神『はあ!?』
千夏「な、ないない!ありえないよ!マジで!!」
浦神「そうだよ。ないわー」
何全否定してんだウチ!(当たり前)
てか『この人』呼ばわりすんな中2!先輩だぞゴラあ(怒)
つーか無いのかあ…浦神め…ハモるなよ!
色んな事がありすぎて頭の中がテンパる。
麗なんて苦笑気味だし、亜衣なんて聞いてない(爆笑してたが)
そこからウチと浦神と中2の子の三人で軽く会話した。
中2の子は、凄く冷たく殺気立った瞳で羨むように、恨むようにウチを見ていた。
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