ユウ❤ユキ

1/6
77人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ

ユウ❤ユキ

たった今出て行ったばかりだが、寂しがり屋のユキはユウがさっき迄着ていたトレーナーを抱きしめてソファーで体育座り。 時計の針とにらめっこを始めていた。 いやいや、何時間そうするつもり? 1時間位続く時計とのにらみ合い。 だんだん、ユウの残り香が薄くなって寂しさはピーク。 同じ態勢で居たため、足先が冷たくなってきた…まるで、飼い主を待つペットのように、ユウの帰りを待っている。 お座りしたワンコ👣 え~ん💦ユウ~💦 『~何度も、何度も~♪』 ‼携帯‼携帯‼どこ~(>_<) ユウなのに~‼ユウなのに~‼ わたわたと、身の回りを探すユキ 冷えた足のせいで転びながら、やっと見つけた携帯‼ ユキ「ユウ💦💦」 ユウ『やーっぱーり、泣いてる…(汗)。泣かないで?』 ユキ「うん、うん、泣かない(泣)」 ユウ『…寂しいなら、誰かに会って来なよ。みんなと仲良いのに。』 ユキ「…あ、そっかぁ…それもそうだよね(°□°;)」 ユウ『具合が悪いユウコは無理でも、マリアやカオリが居るじゃん。メグミさんだって…あ、でも仕事してないか、連絡してからね?』 ユキ「…ユウ、今日遅いんでしょ?」 ユノ『さっき言ったじゃん。少し遅いって。ごめんね』 ユキ「謝らないで💦💦」 ユウ『また、帰る時に掛けるね』 ユキ「うん❤お仕事、ファイティン‼」 ユウ『Thanks you‼ファイティン‼』 ユウの声の余韻にひたりつつ、ユキはルーム通しを繋ぐ受話器へ急いだ。 また、寂しくなる前に誰かを捕まえなくては‼ まずは… カオリ「どしたの~?ユキちゃん」 ユキ「カオリさーん💦💦話し相手要りません?」 カオリ「あー、さてはさびしいな?(笑)」 ユキ「ははは…」 カオリ「ごめんね~これからマリアと仕事なんだ~」 ユキ「あ、じゃあマリアさんも…」 カオリ「ダメだね。あ、ユウコさんは体調悪いみたいだし。メグミさんなら大丈夫じゃないかなぁ」 ユキ「メグミさん‼わかりました‼ありがとです‼」 ユキはすぐにメグミにコールし、メグミがすぐにおいでよと言ってくれたので、携帯だけを握りしめ…あ、いや、ユウのトレーナーも着てますな…ダッシュで、メグミの居る3階へ向かった。 .
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!