そう言う訳で去らばユリ1号

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暗い暗い闇の中 一人の少女を置いて 5つの影が遠ざかって行く 「待って! 皆どこ行くの?」 その影たちは少女の声に一度だけ振り向く 「……再び会える日を待っている、マスター」 影たちは口を揃え 確かにハッキリとそう言った。 だが その一言が少女の耳に届く頃には それらの姿はもう 見えなくなっていた。 彼女は 再びこの世界で旅立つのだ
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