偏見を持つ男と女

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弁当を食べ終えて、タバコに火を付ける哲哉。   哲哉『はぁ~食った!…ん、じゃあな!』   美智子『え、何よそれ!』   哲哉『何よじゃねぇよ!飯食ったんだから帰れよ!俺は疲れてんの!ゆっくり自分の時間を楽しむんだよ!』   美智子『何よ~!たいした仕事もしてないくせに~!』   哲哉『はぁ!?お前だってアホみてぇにいつまでもキャバ嬢なんてやりやがって!キャバ嬢なんかただの尻軽女の集まりじゃねぇか!今だってチャラチャラメールばっかしやがってよ!』   美智子『言ったなぁ!?あんたに何がわかるのよ!今にも死にそうなジジババの相手して馬鹿じゃないの!?そんなのが仕事!?』   哲哉『お前!ふざけんなよ!お前だって金さえ貰えりゃ平気でヤりまくってぼったくってるだけだろぉが!酒飲んでヘラヘラしてるだけだろぉが!』   美智子『…ひどいよ!そんなんじゃないもん!私はちゃんと誇り持ってるもん!ろくに体も使ってない男のくせに!!ダサすぎ!!』   言い合いは10分くらい続いた。 いつもの事だ。
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