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「襲うか!俺はパールヴァティーしか抱かねぇんだ!シャチーなんかに欲情するかよ!」
「シャチーなんかとはなんじゃ!侮辱するでないわ!」
怒るインドラをシャチーがなだめ、シヴァに頭を下げていた。
「俺も言い過ぎた。悪かったな。まあ、あれだ。俺はパールヴァティーにしか欲情しねぇって事だ。」
そんな会話をしながらも、ナタラージャは踊りを続けていた。
「モーヒニーに欲情したのは誰でしたっけ……。欲情どころかヤっちゃいましたよね……。」
ポソッと呟いたヴィシュヌだが、その呟きはシヴァの耳にしっかり届いていた。
「てめぇは……思い出させんなこの野郎!踊りはやめだ!構えろクソ維持神!」
ヒュッと腕を引っ込めて、バトルモードとなったシヴァがヴィシュヌを煽る。
「まあ、いいでしょう。下界の任務……こなせるかどうか見定めてあげますよ!」
ヴィシュヌもバトルモードとなり、輪の中心で格闘が始まった。
「儂も混ぜろ!シャチーを侮辱した事……後悔させてやるわ!」
「けっ!まとめてかかって来な!破壊神をナメんなよ!」
ドカドカバキバキ殴り合う3人の神。
舞踊が殴り合いに変わっても、酒の入った神々は盛り上がるだけだった。
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