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「やっぱり恋愛経験がないとダメね~。アレックス達かたまってるし。」
「はは、仕方無いですよ。でもセフィーナ達は何とか交流してますね。」
「兄妹とか同族とか同性同士でかたまってるじゃない。これじゃ男女交際に発展しないわよ。」
「じゃあペア組みしちゃいます?もう分かってるんでしょ?」
「分かってるけど教えない。楽しませてあげるんだもの。」
「そうですね。それで何組いるんです?」
「7組よ。驚いちゃった。」
「え、じゃあシンとマリアも?」
「ええ。創造神、ミスしまくりね。」
くすくす笑うシルビア。
「おばあちゃん、どんな感じ?」
そこへ孫娘のディアが夫婦揃って顔を出した。
どうやら見学に来たらしい。
「まだ何の発展もないわよ。」
ふ~んと言いながら会場を見回すディアとガルダ。
そのガルダの視線が止まる。
「え……ジェイフレド……?」
メンバーの中に知っている顔を見つけ、しばらくぶりだからと話しに行った。
300年ぶりの再会に盛り上がる二人。
そんなガルダにマリアが声をかける。
ジェイフレドの事が気になっていたマリアは、彼に話し掛ける機会をうかがっていたのだ。
だが、彼の名前を紹介された後は、盛り上がる二人の会話について行けず佇むしかなかった。
その様子に気づいたディアが助け舟を出し、二人で話す場を作ってくれたのだが……。
ジェイフレドと改めて対面したマリアに変化が現れた。
一目惚れにも似た感覚。
恥ずかしさのあまり、彼の顔がまともに見られない。
「なあに?もしかしてタイプだったり?」
ニッと笑ってディアが聞く。
「や、ち、ちょっとだけ……。」
恥ずかしそうに俯くマリア。
ジェイフレドは理想像に近い顔をしていた。
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