お見合いパーティー

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「お、おばあちゃん!」 信じられない光景にディアがシルビアを呼ぶ。 微笑んで赴いた彼女が二人の額に手をかざした。 「ペア確定おめでとう。やっぱりくっつくものはくっつくのね~。」 くすくす笑うシルビアを、驚いた顔で見る二人。 「あ、次のキスは気を付けて。二人は魂レベルのペアだから。」 ウインクして忠告する愛の女神。 魂レベルの相手との行為は想像を絶する快楽が襲うのだ。 慣れるまでは覚悟しておかないとキスだけで腰が抜ける。 そう忠告したにも関わらず、腰を抜かしてしまったマリア。 癒やしを司るジェイフレドがそれを治し、ペアとなった二人はペア専用エリアへと追いやられて行った。 「すごい……。やっぱりおばあちゃんってすごい……。あっと言う間にペアが誕生しちゃった……。」 あまりの出来事にディアがつぶやいた。 シヴァが言っていたように、女神シルビアの力は強力なのだ。 シャスタとシルビアの激しく一途な愛がそうさせたのか、同じく愛を司るパールヴァティーとは異なる力を持っていた。 戦闘でも最強を誇る愛の女神シルビア。 そんな彼女に憧れる人物が、ペアを誕生させた様子を眺めてうっとりしていた。 .
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