はじめに

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魔族が復活し、下界に3つの城を建てようと企てている。 その城はシヴァにしか破壊できず、かと言って下界に疎いシヴァを降臨させる訳にもいかなかった。 議論の末にシャスタと融合させる事にし、サポートとしてシルビアにパールヴァティーを融合させたのだが……。 バトル好きな彼女にはドゥルガーの性質が強く現れてしまい、それならば一緒に戦ってもらおうとドゥンを贈られたのだ。 二人は神の要請を受け、普段の任務をしながら城を探す旅に出た。 城と言っても建物は人間のそれと変わらず、シンボルとなる宝玉を破壊すれば任務は完了だった。 その旅の中で、融合していたはずのシヴァの意識が現れて、ドゥルガーでもあるシルビアはシヴァを愛してしまう。 絶対的なシャスタへの愛と、ドゥルガーとしてのシヴァへの愛に苦しみながら、分身も同じだと言うシャスタの愛に包まれて、危険ながらも幸せな旅を続けていた。 そして3つの城を破壊し終えた時、二人と神々の融合は解かれ、分離したシヴァとパールヴァティーは天界へと帰って行く。 融合が解かれれば愛は消えると信じていたが、その愛が消える事はなかった。 創造神はシャスタとシルビアの功績を認め、二人を神々として迎え入れた。 後に、シャスタとシルビアはシヴァとパールヴァティーの分身である事が判明する。 ミスしまくりだった創造神が、意図せず二人を創った結果であった。 シャスタとパールヴァティーにも、プラトニックではあるが愛がある。 それならばとシヴァ夫婦は下界に降り、シャスタ達と同居する事にした。 融合が解かれて肉体を持ったシヴァを、戸惑いながらも受け入れるシルビア。 そんな4人の生活にも慣れ、息子が欲しかったシルビアは子供を産む事を決めた。 .
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