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「あー……やっぱ素敵だねぇ……。最強の愛の女神様は……。」
憧れのシルビアに会え、遠くから眺めてうっとりしているウェスティ。
隣でディノルドがため息をつく。
「シヴァ神はいねぇのかよ……。来た意味ねーじゃねぇか……。」
目的のシヴァは不在。
本当に来た意味が無かった。
「あはは、だったらやけ食いでもして来たら?」
落ち込むディノルドに、上機嫌でウェスティが言った。
「そうするか……。やけ食い以前に腹減っちまったぜ。」
テーブルに並べられた料理が食欲を誘う。
見た目は勿論、味も最高だった。
いくらでも腹に入る料理に舌鼓を打っていると、ウェスティが化身を解いて男を攻撃していた。
相手の男はウェスティを抱き締めて……?
結局その男とのペアが確定したらしい。
何となく見覚えのあるような顔をした男だが、さほど気にならず逆にウェスティに呆れていた。
「何やってんだあいつは……。ったく、御免だとか言っといてくっつきやがって……。」
かぶりを振り、食事を続けた。
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