はじめに

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女神の排卵は数十年に一度しかなく、受精可能期間も僅かしかない。 神々の子作りには、天界の医師アシュヴィン双神が処方する薬が必要なのである。 その薬を用い、シルビアはシャスタとシヴァの息子を同時に宿す。 娘が欲しくなっていたパールヴァティーもシヴァとの娘を宿し、シルビアと同じ日に子供を産み落とした。 シャスタの息子アレックス。 シヴァの息子マティアス。 そして、シヴァの娘セフィーナ。 3人の子供を我が子として分け隔てなく育てた4人の分身夫婦。 癇癪持ちで暴れん坊の破壊神が愛娘にメロメロになった。 それが天界で噂になった事は言うまでもない。 そんな溺愛する愛娘も20歳を迎え、飛び級で大学を卒業した3人の子供達。 その卒業パーティーの席に創造神が降臨し、お見合いの席を設けようと提案してきたのだ。 この物語はそこから始まるのである。 .
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