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「それで梓ちゃん!今日は何を買いに来たのかな?」
「紙が無くなったから、紙を買いに……。」
後ろで必死に笑いを堪えている卓也に気づく。
「な……何よ……。」
睨むように卓也を見た瞬間、堪えていた笑いが一気に出てしまう卓也。
「だって……まだ『あんなこと』を夢見て……。」
笑いが、途切れ途切れに聞こえる。
とりあえず腹が立ったので、一発殴った。
卓也は吹き飛ばれても笑いが止まらないので諦める。
卓也の、この私をいじってくるところが嫌い……。
だけど……。
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