ハラハラドキドキ?新しい学園生活の始まり!

23/32
前へ
/130ページ
次へ
三時間目と四時間目の授業も終わり、やっと昼休み。 授業は例のごとく寝ようとしたんだが、男体化した私を面白がってどの先生も問題を解く時に私を指名した。 三時間目の英語は何とかなった。しかし四時間目の化学は悲惨だった。 ──モル濃度?何それ美味しいの?──という状態。 2H2+O2→2H2Oっていうのなら今まで何回も出てたし、覚えちゃったから大丈夫だ! 物質は何なのかわからないけど。 そんなこんなで、やっと昼飯だ! 食堂に行こうとしていた遥菜と佑奈を引き止めて、四人で一ヶ所(唯の机)に固まって唯特製の弁当を広げた。 おかずは卵焼きとソーセージと、チキンナゲット、スパゲティ、あとミニトマトとかレタスなどの野菜が入っていた。 「すっげ!唯すっげ!」 「それ、いつも言ってるでしょう?天」 本当に凄いんだもん。 何と言うか……形が綺麗で凄く美味しそう。組み合わせはいいのか悪いのか知らんけど。 「でも、本当に凄いよなぁ。あたしなんて、こんな綺麗に並べられないよ」 「遥菜、料理すんのか?」 「失礼な野郎だな。ちょっとは出来るよ。佑奈は全然出来ないから、休日はあたし以外の誰がご飯作るんだよ?」 「唯」 即答。 よく唯がお裾分けみたいな感じで遥菜達に持っていくからな。だから休日はそれで何とかしてるのでは? と考えていると、頭を思い切り叩かれた。
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

206人が本棚に入れています
本棚に追加