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摺鉢山を破棄し玉名山へと向かうよう命じられた横尾大佐率いる100名が玉名山に向かって行った。
ダダダダ!!!
うわぁー!!!!!
古山少佐『大佐!!!』
横尾『くっ!!みんなついて来ているか!?』
仲嶺少佐『山本兵曹が!!』
諸星中尉『大佐、もう行くしかありません!!!』
横尾『一気に行くぞ!!たまの無駄遣いはするな!!』
はっ!!!
私達は米軍の凄まじい攻撃にあいながら玉名山を目指した。
そして壕をみつけひとまずそこに隠れる事にした。
横尾『みんな大丈夫か?』
横溝大尉『少し左足に負傷をおいました…。』
横尾『諸星いるか!?』
諸星『はい。』
横尾『佐久間衛生兵は無事か?』
諸星『はい。呼んで参ります。』
そして佐久間衛生兵が来て治療を始めた。
佐久間『大尉、大丈夫ですか!?』
横溝大尉『あぁ。ありがとう!』
横尾『佐久間、お前は私の隊の唯一の衛生兵にあたる。決して無理はせずやられるな。』
佐久間『はっ!!』
仲嶺少佐『横尾大佐、隊が50人になっており負傷者が横溝大尉もあわせ30人に。』
横尾『そうか。ひとまずここで休憩をとりに日が沈み次第、玉名山へ向かう!!夜の闇に紛れて行く!全員にそう伝え、体を休めるよう伝えよ。』
仲嶺少佐『はっ。』
硫黄島は徐々に北へと追い詰められて行った。
硫黄島には密林も無ければ高い山もない。平坦と言う形になり、逃げれるのは壕しかない。
私達315連隊は夜の闇に紛れ玉名山に目指す事にした。
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