12人が本棚に入れています
本棚に追加
船の中で自分の部下を見直しながら順調に硫黄島へと向かって行っている。
私は部屋の中で体を休めていた。
トントン…
横尾『入れ。』
諸星『少佐。市丸少将がこの船に乗っておられました。』
横尾『市丸閣下が!?本当か?今どこにおられる…?!』
諸星『はっ!!船の外でお煙草を吸われています。』
横尾『わかった。今から行ってくる。報告ご苦労であった。』
諸星『はっ!!失礼します。』
私は諸星の話しを聞き急いで市丸閣下のところへと行った。
外に出てみると、髭をはやし杖つき海を見ながらお煙草を吸われていた。
横尾『市丸少将。』
市丸少将『おぉ。君は確か…。』
横尾『はっ!!私は陸軍少佐の横尾ともうします。』
市丸少将『横尾くんか。これからどこに行くかは知っておるな?』
横尾『はい!!』
市丸少将『部下には話したのか?』
横尾『いえ。私の口からはまだ…。』
市丸少将『その方がいい。私は300人の部下をこの船に乗せている。横尾少佐、硫黄島に着いたら働き階級をあげて頑張るのじゃよ。』
横尾『はっ!!ありがとうございます。それでは失礼します!』
市丸少将は優しい方だ。少し話しをしたが、ついに硫黄島につく時がやってきたのである。
最初のコメントを投稿しよう!