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硫黄島到着
東京を出て26時間が経ち硫黄島に着くときがやってきた。
諸星『横尾少佐…あそこですか?』
横尾『あぁ。あそこだ。』
ついに上陸する時が来た。
市丸少将『横尾くん。』
横尾『はっ!!』
市丸少将『まずは私と一緒に北部陣地にいる栗林中将のところへ到着の報告に行こう。私の下が少佐が横尾くんだからな。』
横尾『はっ!!部下はここで待たせて良いんですか?』
市丸少将『もう話しはつけておいた。私の部下に仲嶺大尉に横尾くんの部下といてここで待てと言ってあるからね。』
横尾『ありがとうございます。それでは行きましょう。』
私と市丸閣下はこの硫黄島の総司令監の栗林忠道中将のところへ到着の報告をしに行くことになった。
横尾『この島は平坦のところが多いんですね。』
市丸少将『来る前に地図を見せてもらったんだが、硫黄島には水も何も無い状態で、あそこにある摺鉢山(すりばちやま)がこの硫黄島のシンボルとなっている。』
横尾『そうですか。もし補給が止まったりでもしたら…。』
市丸少将『そうじゃの…雨水に頼るしかなくなるな…。ここだ。』
私と市丸少将は防空壕らしき洞窟へと入っていた…。
しかし暑い…蒸し暑く硫黄の臭いが充満している…こんなところにずっといたらきっとおかしくなる。栗林中将はこんなところにいるのか…。
所々何やら洞窟を掘っている兵隊がいる…。何をしているのだろう。
千田少将『閣下…』
栗林中将『おぉ。市丸君。』
市丸少将『市丸、ただいま到着したしました。』
栗林中将『海軍指令部の方よろしくお願いしますよ。』
市丸少将『かしこまりました。』
栗林中将『君は。』
横尾『大本営から硫黄島行きを命じられ、部下30人を率いて今到着いたしました。』
栗林中将『横尾くんか。横尾くんは階級は??』
横尾『陸軍少佐であります。』
栗林中将『そうか。横尾君、君の連隊は摺鉢山地区隊に合流してもらう。』
横尾『はっ!!!』
栗林中将『そして、摺鉢山には君達連隊が初の到着となる。ここにて横尾君君を中佐に昇進をし地区隊長をやってもらう。』
横尾『私がですか!?』
私が地区隊長に…
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