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するとトノはそのまま黒板に彼女の名を書き込んでいく
黒板には『初春緋沙』と書いてあった
トノ「彼女は見ての通り目が見えないので皆で気遣ってあげるように
ほら緋沙ちゃんも挨拶しな」
はッ はいッと緋沙は返事をすると自己紹介を始めた
緋沙「初春緋沙といいますッ!
よろしくお願いしまぢゅッ!」
また噛んだ…
土御門「あの子…一夜でたぶん
この如月学園のマスコットになるかもにゃ~」
青神「あんな可愛かったらありえそうやけどな」
そう言い土御門と青神はうんうんと頷く
僕は2人の会話を苦笑いしながら聞き
また緋沙の方を見る
さっき噛んだことによりお顔が真っ赤である
トノ「んじゃ
席は上条の隣な
ほら上条
ばんざーいッ」
トノがふざけて言うと誰かがいきなり僕の両腕を掴み
ばんざーいをさせる
僕は驚き後ろを振り向くと美雪がやっていた
トノ「まぁ目が見えねぇからバンザイしても意味ないけどな」
トノッ! トノの一言によりクラスの皆がトノにツッコミを入れた
まぁ結局 僕が緋沙のところに行き
机までエスコートするこになった
トノ「それじゃこの時間のHLは自習ってことで
みんな初春とちゃんと仲良くするんだぞ~
あたしは準備室にいるからなにかあったら呼ぶように
つか絶対トラブルとかおこすなよ」
そう言ってトノは教室から出て行った
たぶんタバコでも吸いに行ったのだろう
トノが出て行った直後
クラスのほとんどが一斉に緋沙のところにむかってきた
そして緋沙の机の周りには一瞬で人の壁が出来上がっていた
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