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結局
僕は生徒会長の梓先輩と土御門と共に生徒会室に来ていた
土御門は僕が喋れないことも事前に説明しているらしい
土御門「それじゃ
かみやん
ねーちんと一緒にこれを体育館の放送室までよろしくにゃ~?
え?オレ?
機械音痴のねーちんのためにちょいっとパソコンの修正をにゃ~」
そう言われ僕と会長は
土御門に言われたダンボールを持ち2人きりで廊下を歩いていた
う~ん…なにか気まずい
僕は声が出ないから喋れないし
会長も会長でスタスタと体育館に向かって行くし…
結局…僕らは何もなく体育館についた
僕は会長の指示に従いダンボールを言われた所に置いた
梓「これで終わりね
それじゃ戻りましょうか咲夜くん?」
僕は頷き会長と並んで歩いた
梓「やっと咲夜くんと対話できるね?」
そう言って会長は僕の方を見て訪ねる
僕はなぜ今更と首を傾げてみた
梓「だってダンボールを持ったままだと咲夜くんも対話しずらいでしょ?」
確かに…ダンボール持ったままだとジェスチャーもできないし
首を縦に振ったり横に振ったりしかできないからな…
僕はなるほどっと…ポンと手を叩く
梓「納得しました?」
僕は笑顔で会長に頷いた
梓「そう…良かった」
僕に気をつかってくれた会長に感謝を伝えるために頭を下げた
梓「はいッ
どういたしまして」
そして僕と会長はお互いにコミュニケーションをとりながら生徒会室に戻ってきた
土御門「ん?お~
かみやんにねーちんお疲れ~」
そこにはひたすらキーボードを打ち込んでいる土御門が座っていた
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