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緋沙「それじゃ
食べましょうか?」
そう言うと緋沙は手だけを動かして自分のパンを探しているようだった
僕は近くにあった玉子サンドを緋沙に手渡した
緋沙「あ‥ありがとうございます
え‥とこれは…?」
あっ…緋沙は目が見えないから玉子サンドってわからないんだ
僕が少し思い悩んでいると美雪が助け船を出してくれた
美雪「それ玉子サンドって!
さ・く・やッ!くんが」
また最後に…しかもなぜに強調させる必要がある?
はぁ~…僕は心の中で溜め息を吐いた
緋沙「あ…ありがとうございます///」
見てる限り少し照れるように見える
梓「………………………かわぃぃ………」
僕は声の主のほうを振り向く
つぶやいた本人は僕が見ていることに気づくと顔を真っ赤にする
梓「え‥と…今のは…その……」
会長はそのまま目線を僕からそらしてうつむいてしまった
しかたなく青神の方を見てみると…まだ拗ねていた
土御門「青神~
元気だせよ
ほれ♪カツサンドあるぜいッ
カツサンドッ!」
そう言って土御門は青神にカツサンドを私ながら慰めていた
青神「え?カツサンド食べる♪
食べる♪」
青神はそのままカツサンドを受け取ると一気に口に頬張った
僕もそろそろ食べようと思い手短にあるツナサンドを手に取る
ふと…とある視線に気づき僕はいいんちょの方を見る
いいんちょもそのまま目線をそらさない
僕はなんだろうと思ったが
なんか
いいんちょの様子がおかしい…
なにか物欲しそうな目をしている…
僕は試しに手にあるツナサンドを左右に動かすと
いいんちょの首もツナサンドと同じように左右に動く
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