僕の過去

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僕の声が出なくなったのは中3の冬のことだった… その日はちょうど僕の誕生日でもあった 友達と別れて僕は真っ直ぐに家に向かった 今日は父さんも母さんも仕事を休んでくれていた 妹の雛(ヒナ)も今日は学校が終わったら真っ直ぐ家に帰ると言っていた 僕は家族が家で僕の帰りを待っていると思うと小走りで家に帰った 上条咲夜15歳の誕生日だった… 咲夜「ただいまッ!父さん 母さん!ヒナッ!」 僕は家に入るなり父さん母さん 妹の名を呼んだ… でも誰一人 返事は返ってこなかった 僕は不思議に思い居間に向かった すると床下に黒くも見えるし赤くも見える水滴っぽいのがあった 僕はこれを見て思った… これってもしかして血? 僕は急いで居間のドアを開いた そこにはちゃんと家族がいた 赤黒い血を流し倒れている2人の姿を… 咲夜「父さん?…母さん?」 僕は目の前の光景を見て絶望以外の感情しか何も感じとれなかった 咲夜「ヒナ…ヒナどこだッ!?」 僕は狂ったようにヒナを探した 居間にいないとわかった僕はすぐに僕とヒナの部屋に向かった… ドアを開けたそこにはヒナがいた… 血で真っ赤に染まりベッドに横たわったヒナがいた 咲夜「ヒナッ!雛菊ッ!!」 僕はすぐにヒナの所に向かった そしてヒナを見てみるとまだ息があった… そして僕はすぐに110と119に電話をした 妹のヒナは一命を取り留めたが意識は未だに戻らない
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