(vol.1)

2/10
前へ
/19ページ
次へ
   グチャッ…   オレのパンチが相手の顔面に入った瞬間、血が吹き飛んだ。 拳はもう相手の血で滴り落ちていた。  「オラ…立てよ…」 相手の胸ぐらを掴む。 しかしもう、気を失ってるのだろう、動かなかった。さっきから何発も殴ったのか、自分の拳が腫れていたい。 そして、自分の目の前に顔を持ってきた時、あることに気がついた。  「………あれ…?」 相手が息をしてないことに気がついた。  「……?」 心臓の音がしない。 ……まさか…… 時、既に遅し。 相手は死んでいた。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加