愉快なきみ達

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ひかるはエイジたちの一つ下、高校1年生である しかもひかるが通っているのはこの町の学校じゃない、外の人間だ なのにどうしてこの街にいるのか。そしてなぜ上之宮玲菜と関わりがあるのか それは 「……てことはお前、また敵になるんだな」 リリィの鋭い眼差しが、ひかるを射抜いていた 心なしか殺気のようなものまで感じる気がする 「ちょ、リリィ! 待った、ちょっと待つッスよ」 感じたのか、びくりと肩をすくませるひかるをかばってリリィに向かう 「どけ、エイジ。まだ星は出てない。なら今のうちに邪魔者は排除すればいい」 正直なところ真正面からリリィの目を見たせいで、怯んでしまいそうだった それでも自分を奮い立たせて訴える 「ダメッスよ! ひかるだって巻き込まれた口なんだ。それになんでも力で解決するのはよくないッス」 「じゃああたしたちの力は何のために与えられたんだ!」 思いのほか強い声に、周りの目を引いた 商店街の道端で言い争っているのだ。リリィに到ってはハーフだしそれは目立つ 「戦って勝ち取るためじゃないのか」 「リリィの言いたいことは分かるッスよ。でも、だからって力に頼るのはオレはイヤだ」 落ち着かせるようにゆっくりと歩み寄る 見上げてくるリリィの目には、怒りと怯え。そういう子なのだ だから、それを分かっているエイジは優しく語りかける
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