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「果たし状……」
「男らしいねぇ。古風な家柄なのかな?」
「いや、古風でも果たし状は書かないッスよ」
果たし状を書くお嬢様って、どんなのだ
「上等だ。受けてやろうじゃねーか、この喧嘩」
リリィが闘志を漲らせて果たし状を握り締める。あれ、やる気満々?
「ってか喧嘩じゃないッスよ?!」
「頑張ろうねー」
「はい。えっと、お手柔らかに」
どうやら、暴走するリリィを止めるのはまたエイジの役目らしい
呑気に言葉を交わす愛流とひかるを見て、隣は平和だなぁと空にぼやきたくなった
夜空には、すでに星が輝いていた
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