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他の面々も続々と魔法陣から飛び出してくる
「やっぱこれ可愛いよねー。あ! エイジくん見っけぇ」
愛流はこの面子では最も変化が大きい
衣装が制服のブレザーからあれは……魔法少女チックなものにコスチュームチェンジしていた
愛流が抱き上げてくれたおかげで他もよく見える
「う~、くらくらするよぉ……」
ひかるに目立った変化はない。あるとすれば手元のデカイ本くらいか
変身の光で目が眩んだのかふらふらしている
「さあ、始めるわよ!」
玲菜の方はとても戦闘向きには思えないオシャレ重視な服にドレスアップしていた
あれなら愛流の奇抜な格好の方がまだ可動性に優れている
そしてエイジの相棒。リリィはその手にバットを握っていた
首元には真っ赤なマフラーを巻いている
閉じていた目をゆっくり開いて……
「いくぞっ!」
リリィが咆えて駆けだした
「あいあいさー」
こっちサイドである愛流もエイジを放り出して後に続く
一方で玲菜が何事かを呟いていた。あれは、呪文だ!
金髪のお嬢様の手に、光を固めたような剣が現れる
それを掴んで、跳躍
飛び出したリリィと空中で衝突した
バットと光剣。火花を散らして拮抗する
ちなみにエイジは見守るしかない。だって猫だもの
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