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「チャリが動かねぇんだよ！漕ごうとしても前に進まねぇ‥！！」
「は？」
「これは荷台に最強な重りが乗って‥」
スパコーン─‥ッ！
「つまらん。おもんない。いいからはよ漕げ」
あたしは鞄でジェジュンの頭を
殴った
「いっ‥！！つーか、なんで関西弁？」
「のっ‥ノリだわボケ！早く漕いでよ！遅刻しちゃうじゃん！」
元はと言えばはるなが
寝坊すんのがわりーんだろ
と、ジェジュンは
小声で言ったみたいだけど
あたしにはばっちり丸聞こえ
もう一度、鞄で頭を殴って
ジェジュンが痛がりながら
自転車を漕いだのは言うまでもない
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