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いつも通り2ケツで家まで
送ってもらい
「じゃあな」
と言ってくるジェジュンを
止めた。
「ちょーっと待てーいっ!」
「はあ?なんだし」
気だるそうにあたしの方を
向くジェジュン。
「来週からテストでしょ?お願い!数学教えて!」
あたしは手のひらを合わせ
頭を軽く下げながら
お願いをする。
「はあ~?めんどくせーよ。」
「お願い~っ。今回の範囲わかんないんだもん!ジェジュンだけ頼りなの~っ」
「はぁ‥。しゃーねーな~」
ジェジュンはため息をつくも
OKしてくれた。
「ジェジュンありがと~っ。制服着替えたら行くね!」
「俺ん家かよ!」
「いいじゃん。ジェジュンの家おっきいし減るもんじゃないじゃん」
「おっきいって理由になってねーし!!」
「まぁ、そういうことだからまたね~ん♪」
ジェジュンの話を軽く流し
あたしは家の中に入った。
「‥‥本当、強引なやつ」
ジェジュンは、はるなの
後ろ姿を見ながら
ボソッと呟いた。
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