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「覚え‥てたの?」
「当たり前じゃん。忘れるわけないだろ?」
ユチョンは少し困ったように笑っては
あたしを抱き締める
「だからプレゼント。これを作ったの」
‥‥なんだ
なんだ。なんだ。なんだ。
覚えててくれてたじゃん
全部あたしのためなんじゃん
ユチョンのバカ‥
どうしてこんな嬉しいこと
してくれるかなぁ?
おかげで涙が止まらなくて
ボロボロだよ‥‥っ
「ユチョンのバカ‥っ!嬉しすぎだよ‥ありがとう‥」
「バカは余計」
ユチョンはさっきよりも
きつく抱き締めてくる
あたしも
もっともっとぎゅっとしていたくて
離れたくなくて
強く強くユチョンを抱き締める
「ねぇ、ユチョン?」
「ん?」
大好き、大好きだよ
「今日は何の日?」
あなたとずっと一緒にいたいよ?
あなたのピアノを聴いていたい
あなたの愛を感じていたい
だから、だから
いつまでもこの腕を離さないでいてね?
「そんなの決まってんじゃん」
あたしの唇に優しく唇を落とすあなた
全力であなたを愛すから
「一年記念日。」
あなたとわたしの奏であい
\ あなたとわたしの奏で合い /
「梨沙、お前俺の気を引こうとしてただろ?笑」
「えっ!!なんでわかったの!?」
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