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夜もずいぶんと更けて、よい子はもう寝る時間に差し掛かってきました。
「全くあいつは何なんだ、急に告白だの勝手に人の家にあがり込むだの。」
俺は自室で昼間のあいつの文句をぶちぶちと呟いていました、ネチっこい奴だと思う方はあの不法侵入者の事をよく考えていただきたい。
「アーッ!!」
今のは別に掘られた訳でなくて、《ア》あ…息抜きにコンビニでコーヒ《ー》でも買てこよう《!!》の《アーッ!!》です。
そうと決まれば善は急げです、俺はスウェットのまま自室から飛び出しました。
「梨華、コンビニ行くけど何か欲しいモノとかあるか??」
「おう、兄貴のいない空間かな。」
死にたい、俺は世界でも有数の酷く実の妹に嫌われてる人間だろう。
「はぁ…。」
「冗談だ、それじゃプリンでも買ってきてくれ。」
結局パシリな訳ですか、まぁ…それはおいといて行くとするか、すごい嫌な予感がするけど。
それは気のせいであるという事を切に願います、フラグなんてくそくらえです。
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