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「それ、飲んだら帰るぞ??」
「あれ、もしかして送ってってくれるんですか…??」
俺の言動にどこか不可解な点があったのか、山田は目を丸くした。
しかしこれは男としてあまりに《仕方無い》事だと理解して頂きたい…。
「だってお前な、いったい何時だと思ってんだよ…危ないだろ。」
「…。」
あれ、俺やっぱ何かおかしな事言ったかな…いきなり黙られても困るぞ。
「何か今、初めて彼氏っぽい事言いましたね…。」
「勘違いするな、仕方なくだ。」
「ツンデレ乙wwただの人間には興味ないっていうwwサイヤ人の王子wwwwくそったれぇwwww」
俺がもう1度コンバットナイフを突きつけると、山田は死んだフリをした。
だから俺は熊じゃないからな…俺は人の中の人とは言わないが紛れもなく人だ。
「起きろ、置いてくぞ??」
「はい♪」
…―――
「そういえばさ、何で急に俺に告白してきたんだ…??」
「聞きます??」
もちろん俺の答えは《イエス》
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