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「分かったから、じゃあ。」
殺意を更に殺して、俺は家の中に入って現実から逃れた…。
さてと、先週の録画しておいた《逃れ者おりん》でも見るかな。
「梨華、ただいま。」
「…。」
梨華は何故か死んだフリをした、おい…俺は熊じゃないぞ??
仕方ないので、俺は3階にある自分の部屋に帰る事にした。
…
「へぇ~…何か意外と片付いているんですね??」
ガラッ!!
俺はとっさに開きかけた自室の扉を、力いっぱい閉めてやった。
見間違いさ、ここは3階だぞ…窓から入ってこれる訳がないじゃないか。
ガラッ…。
「うはwwwとりあえずエロ本いっぱい仕掛けとこwww」
「やめてくれ。」
そいつはどこからか、40冊位の卑猥な本を俺のベッドの下に押し込んでいた。
隠すのには無理があるだろう、ていうか俺はそんなマニアックな趣味はないぞ。
「てっきりアブノーマルなのが好みかと思ったんですけど…。」
「何が原因で俺の第1印象が、それになったのか議論する必要があるな…。」
まぁ…それは置いといてこいついったいどうやって入って来たんだ、ここ3階だぞ??
落ちたら死ぬしジャンプで登るなんて、魔理雄でも出来ない。
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