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どれくらいの時間が経ったか分からない。
乱れたシーツ、表情一つ変えない彼。
やっと、現状が飲み込めてきた。
でも、信じられない。
これは夢なんじゃないのかな。
起きたらまたいつもみたいに、弱々しくだけど笑ってるジェジュンが俺の名前を呼んでくれるんじゃないのかな。
そう思わずにはいられなかった。
「ジェジュン、ねぇ、起きてよ。ご飯持ってきたよ」
返事が返ってこないことくらい分かってる。
でも、僅かな希望を捨てきれなかったんだ。
きっとまた目を開ける。
そうだよね、ジェジュン?
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