2.淫ら…

12/15
前へ
/252ページ
次へ
休み明け、変身した私が出勤すると、周りの目は明らかに変わっていた。 私を見てコソコソと話をする人 直接「どうしたんですか?」と聞いてくる人 反応は様々だったけれど、一番面白かったのが内科の新人、あのマツジュンだった。 私を見てきょとんとして棒立ちだったマツジュン。 名札を見て私だと気付いたのか、慌てて目をそらしたのだが、また私を見つめたのだ。 「何?なんかついてる?」 そう話し掛けると、駆け寄ってきて、上から下まで舐めるように私を見て彼は言った。 「僕…石に…なってませんか?」 .
/252ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19231人が本棚に入れています
本棚に追加