3.天然パーマに悪い奴はいないってのは結局相手次第

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「ツッキーは生徒指導委員で厳しい先生って有名アルヨ。裏じゃ死神教師なんて呼ばれてるネ」 『し…死神!?あのリンゴが大好きな!?やっべ殺られる…名前書かれるよ、出席簿と言う名のデ○ノートに』 「でもとっても頼りになる先生っていうのも有名ネ」 『そうなのかー……っえっと…』 この子は誰だっけか… 前の席にいるから…… 「神楽言うアル。よろしくね、唯!」 私の思ってることが通じたのだろうか オレンジ色の髪に、きれいなブルーの目を隠すようにかけられたぐるぐるビン底眼鏡 チャイナ風の雰囲気漂う彼女は「神楽ちゃん」と言うらしい 早速お友達ができちゃったな♪ 『神楽ちゃんて色々知ってるんだねー。私、兄ちゃんいるのにそういう情報全然知らないや』 「全部銀ちゃんに聞いた話アルけどな」 ん…銀? 『銀ちゃん…て?』 「3年の坂田銀時っていう気だるさの塊みたいな奴ネ。私の幼なじみみたいなもんアル」 坂田銀時… なんか…聞いたことあるような… .
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