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｢今は、考えても仕方ないか……｣
答えが出るわけでもない。
しばらくは様子見するかな？
もう1度手紙の文を見る。
『この子はお前の義妹だ。後は任せるぞ』
この文が真実だとすれば、俺と佐奈の関係を知っている――つまり、血縁関係に近い者が書いたことになるんだよな？
しかし、筆跡鑑定しようにも文はパソコンで打った文。
どうしようもない。
｢……………………｣
まさか――な……
どちらにせよ厄介事は増える一方か。
嫌じゃないと思う俺はマゾなのだろうか……？
｢こ、こんなことで目覚めたくねぇ～……｣
とりあえず、寝るか！
疲れたし明日はみんなとお出かけだしな。
｢佐奈も連れて行ってやるかな｣
この町に来たばかりみたいだしな。
そうして、俺は瞼を閉じる。
みんなと楽しく遊ぶ明日を思いながら――
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