4人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
「で、市ノ瀬さんは、今、おつきあいしている人はいるの?」
いきなり、核心に触れられ、目をしばたたいている、愛を尻目に、室山さんは続ける。
「あら、ごめんなさい。そんなプライベートな事は、聞いちゃいけないわよね…それはそうと…。」
「いえ。今、おつきあいしている方はいません。」
愛ははっきりと答えた。
「そうなの?じゃあ上司に紹介してもらえばいいのよ。」
室山さんは、目を見開いた。
「あ。あと、ライバルが多そうで、なかなか大変だと思うから、別の人がおすすめよ。」
室山さんは、まくしたてた。
最初のコメントを投稿しよう!