Xー導かれる声

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クリスの部屋では、 バナナを食べるアル。 それを見ているキョウコ。 鼻にティッシュをつめるアレックス。 そのアレックスに謝り続けるクリスがいた。 「大丈夫アレックス?キョウコに頼もう…か?」 「それはキョウコに悪いから大丈夫大丈夫…」 アレックスは若干鼻声ながらも手を横に振りながら、『大丈夫』とジェスチャーする。 そんなやり取りを見ていたキョウコが、最もな事をアレックスに言った。 「ところで…アレックス君は何の用事で来たんですか?必死にアルちゃんを追いかけてたみたいですけど…?」 「それは…そうなんだけど…」 どこかしどろもどろになるアレックス。クリスはその行動を見逃さなかった。 「アレックス最近変だよ?また…何か私達に隠してるのね?」 怒っているような…そんな瞳で見られたアレックスは『言うしかない…』と思い、口を開いた。 「最近…【変な声】を良く聞んだよね…」
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