Xー導かれる声

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その日の夜…。 アレックスはカイに今日の夜の事について話をした。 「…というわけなんだけど、クリス達が来たら部屋を開けてほしいんだ、大丈夫?」 「あぁ…まぁお前が俺達に話をしなかった事も分かるが、疑問もあるな…昼間にお前が寝るんじゃダメなのか?」 すでに眠ってしまったマックス、スコットを起こさないように極力小声で話をするカイ。 「うん…多分。昼寝ぐらいの浅い眠りなら聞こえないのか…夜だけしか聞こえないのか…」 「アレックスにもわからないって事だな…」 アレックスが言おうとしてる事を、すでにカイは分かっているような口振りで話をした。 とにかく何もわからない今はクリスに頼るしかない。
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