Xー導かれる声

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何時間後…。 トントンッ!! かなり小さめなノック音…。 「アレックス…?」 「クリスか…」 カイは言われた通りに鍵を開けた…。 「アレックスは?」 カイのちょうど後ろがアレックスのベッド…それを除くようにクリスはアレックスを見てみる。 「今眠った所だ…さっそくやってくれ。マックスもスコットも眠ったままだ、なるべく静かに頼む」 「大丈夫…こっちもキョウコには留守を頼んだから」 そう言ったクリスは一人のようで、足早に部屋へと入った。 アレックスのベッドまで行くと、仰向けに寝ているアレックスの手を、昼間と同じように握る。 「いくよ…」 クリスは集中するように瞳を閉じた…。 「これで心を…」 カイは関心したようにクリスを見ながら言った。 約数分…混沌の中、クリスはようやく何を見た。
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