ep0 ~崩壊する俺~

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「ああ……痛い子か」 シュンッ! 前髪が何ミリかもってかれました。 「うおっ!あぶねえ。仕方ねえだろ。そんな物はこの世界にはねえの。そう言った話がしたいなら本やテレビの世界に行きなさい!」 「何を言っている?此所は既にお前の知っている世界ではない」 何を言っているって、其は此方のセリフ……ってええ!? 「は?どういう…」 「貴様等に合わせて言えば、此所は異世界のような場所だ」 OK…落ち着け俺。取り敢えず念願の異世界らしい。喜ぶべきなんだろうが何故か釈然としない。 「まあ、百歩譲って此所が異世界だとしよう。何か証拠はないのか?」 「理解が悪いな、人間。少し待っていろ」 「そうですか…あと、俺にはちゃんと由羽って名前があるんだよ!」 「見ろ、人間」 聞いちゃいねえ… 其処には、筋肉質の所謂ゴーレムのような奴が居て、頑丈そうな扉を死守していた。 「お前達の世界にあんな奴はいたか?」 こうして俺の止まっていた時は動き出した。 ってカッコいいセリフ言って見たかったんだよね~。
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