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「ああ……痛い子か」
シュンッ!
前髪が何ミリかもってかれました。
「うおっ!あぶねえ。仕方ねえだろ。そんな物はこの世界にはねえの。そう言った話がしたいなら本やテレビの世界に行きなさい!」
「何を言っている?此所は既にお前の知っている世界ではない」
何を言っているって、其は此方のセリフ……ってええ!?
「は?どういう…」
「貴様等に合わせて言えば、此所は異世界のような場所だ」
OK…落ち着け俺。取り敢えず念願の異世界らしい。喜ぶべきなんだろうが何故か釈然としない。
「まあ、百歩譲って此所が異世界だとしよう。何か証拠はないのか?」
「理解が悪いな、人間。少し待っていろ」
「そうですか…あと、俺にはちゃんと由羽って名前があるんだよ!」
「見ろ、人間」
聞いちゃいねえ…
其処には、筋肉質の所謂ゴーレムのような奴が居て、頑丈そうな扉を死守していた。
「お前達の世界にあんな奴はいたか?」
こうして俺の止まっていた時は動き出した。
ってカッコいいセリフ言って見たかったんだよね~。
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