機勇戦記 ジャガンダー

始まり

アメリカ合衆国がテロリスト掃討と言い、理不尽に世界中の国々を攻撃し占領し続け、遂に残った国々が立ち上がり、アメリカ、アメリカ領カナダ、イギリスの米英連合とそれ以外の国々、地球連邦が互いの未来をかけ戦った。これが第三次世界大戦である。

開戦当初は、連合側の占領下にあった国々が多数を占めており、戦争条件は五分五分と思われたが事態は一転。占領下だったの国々が次々と反乱を起こし、遂に米英連合側の支配地域はイギリス本土と北アメリカ大陸のみになってしまったのである。

この大戦時に初めて使われた兵器が人型陸戦兵器、エレメントと呼ばれるロボットである。
エレメントは日本、スウェーデン、ロシアが総力を上げて造りだした戦闘用ロボットであり、戦闘機を超える火力、当時の小型ミサイルの直撃に耐えうる程の装甲、さらに戦車を超える陸上制圧進行力を兼ね備えていた。
当たり前のようにエレメントの活躍は目覚ましく、瞬く間にイギリスを制圧し、アメリカ本土にも上陸し多大な戦果を上げていた。