愚かな勇者の話

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 剣を構え、敵の動きを伺う。  本能に荒れ狂う化け物は、大きな動きでこちらに接近していた。  何の問題も無い。この程度、簡単に勝つことができる。  敵が攻撃の動作に入る。すぐにこちらは防御の態勢をとり、その攻撃をやり過ごす。  攻撃が終わったその隙を狙って、剣を振り上げる。 「シャインブレイド!」  たった一撃。  光を纏った剣の一撃で、化け物は消滅した。  高いランクを付けられていようと、所詮無意味。  僕が最強なんだ。  僕がここにおける最強なんだ!
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